「明治用水頭首工」で漏水というのニュースを目にしました。
この「頭首工」はどういう意味でしょうか?
頭首工とは
読み方:とうしゅこう
意味:河川を堰き止め、農業用水を用水路へ引き入れる施設のこと。
河川を堰き止める「堰」(水門やゲートとも言う)と、「取水口(取り入れ口)」から成ります。
頭首工はその一番上流の部分のことを指します。
頭首工を「headwork」とも言っていますが、英語では「weir」が一般的です。
漢字にまつわる小話
御門違いとは
読み方:おかどちがい
意味:間違った家や方向へ行くこと、物事の間違った方向を目指すこと
使い方・例文:「彼を疑うのはお門違いも甚だしい」
英語では「barking up the wrong tree」
見当違いとは
読み方:けんとうちがい
意味:推測や判断が的外れであること
使い方・例文:「見当違いなことを言う」
英語では「wrong」「off the point」など
「お門違い」と「見当違い」はどちらも似ている言葉ですが、「お門違い」は目的、目当てを間違う場合に使い、家を間違えてしまうほど全く違うというニュアンス。「見当違い」は推測や判断を誤った場合に使う表現だということですね。
「クアッド首脳会合」という言葉をニュースや新聞で目にしました。
このクアッドとはなんでしょうか?
英語:Quadrilateral Security Dialogueの略、通称
日本語:日米豪印4カ国戦略対話
意味:日本、アメリカ、オーストラリア、インドの4か国による、外交、経済、安全保障の協力体制を協議する枠組みのこと。
2019年に発足、4か国は、インド洋と太平洋を囲むように位置し、対中国という含みもあるが、テロ対策など協力している。
ちなみに、クアッド(クワッド)とは、「四つの、四倍の」という意味でもあります。
ウクライナ語とロシア語は異なる言語ですが、使われる文字は同じ「キリル文字」を用いています。
同じキリル文字を用いてはいますが、ウクライナ語で使うキリル文字の中に、ロシア語で使うキリル文字が一部使われてなかったり、ロシア語で使うキリル文字の中に、ウクライナ語で使うキリル文字の一部がなかったり、全てが同じというわけではありません。
そしてウクライナ語はロシア語よりも、ベラルーシ語やポーランド語に近い言語ともいわれています。
では、キリル文字とはどういう文字でしょうか?
キリル文字は、キリール文字ともいいます。
英語では「Cyrillic alphabet」
例えは、ウクライナ語でこんにちは、「Привіт(プリビート)」
ありがとうは「Дякую(デャークユ)」「Спасибі(スパシービ)」
また、キリル文字の一覧はこちらから見ることができます。
駿河湾で日本三大怪魚のアカメが発見されたというニュースを目にしました。
怪魚とは「めったに見ない魚、奇妙な魚」という意味ですが、日本三大怪魚とは何でしょうか?
日本三大怪魚とは
イトウ
ビワコオオナマズ(琵琶湖大鯰)
アカメ
この三種類は絶滅危惧ⅠB類(近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの)に分類されます。
イトウ:日本最大の淡水魚、体長1~1.5m、北海道に生息
アカメ:体長1m前後、宮崎県と高知県の沿岸域に生息
ちなみに、アカメの名前の由来は、暗いところで目に光を当てると赤く光ることから。
では、同じく絶滅危惧種の「儒艮」は何のことでしょうか?
最近「誤BAN」相次ぎ話題というニュースを目にしました。
このBANとはどういう意味でしょうか?
BANとは
読み方:ばん
意味:禁止する、追放
インターネット、ITの用語で、アクセス禁止、利用停止の措置をとる場合に使います。
つまり、誤BANとは
サイトなどの運営側が、正常なアカウントを誤って停止することです。
ちなみに、アカウント停止や剥奪されることを「垢BAN」ともいいます。
この「垢」とは俗語で「アカウント」の意味です。
では、「ダンジョン」とはどういう意味でしょうか?
「かぼす」と「すだち」と「ライム」の違いは何でしょうか?
「かぼす」「すだち」「ライム」はどれも柑橘類で「ミカン科ミカン属」です。
かぼすとは
学名:Citrus spheearocarpa
漢字:臭橙、香母酢
色:緑から黄色
大きさ:100g~150g
旬:8月~10月
国内の9割以上が大分県産
すだちとは
学名:Citrus sudachi
漢字:酢橘
色:緑から黄色
大きさ:30g~40g
旬:8月~10月
国内の9割以上が徳島県産
ライムとは
学名:Citrus aurantifolia
英語:lime
色:黄緑
大きさ:100g~150g
国内のほとんどが輸入品、メキシコ、アメリカ・カリフォルニアなど
つまり、簡単にいうと・・・
カボスより小ぶりなものがスダチ
かぼす=大分県産
すだち=徳島県産
ライム=海外
ですね。
「大谷翔平選手 プロ初のグランドスラム」というニュースを目にしました。
この「グランドスラム」とはどういう意味でしょうか?
グランドスラムとは
英語:grand slam
意味:プロスポーツの主要な大会を制覇すること、主要な大会そのもの
由来:コントラクトブリッジ(英語:contract bridge)というトランプゲームから。
しかし野球の場合は少し意味が違います。
野球のグランドスラムの意味:満塁本塁打、満塁ホームランのこと。
満塁ホームランは、すべての走者をホームに帰すことです。
ちなみに<各スポーツのグランドスラムの例>
テニス:全豪オープン、全仏オープン、ウィンブルドン選手権、全米オープン
フィギュアスケート:世界選手権、欧州選手権または四大陸選手権、グランプリファイナル
ゴルフ:全米プロ、全米オープン、全英オープン、マスターズ
では、「128ドロー」などと使うテニスの「ドロー」とはどういう意味?
「寿司」と「鮨」は「すし」と読みますが、「鮓」も「すし」と読みます。
さてこれらの違いは何でしょうか?それぞれの由来もご紹介します。
「すし」と「鮓」の語源・由来:
もともとは塩につけた魚、発酵させた魚の保存食で、すっぱい食べ物という意味から「すし」と言われ、「鮓」と漢字を使うようになったとか。
「寿司」の由来:
寿司は「寿を司る」という意味で、江戸時代、縁起担ぎで当てた漢字。
賀寿の祝い「寿詞」に由来という説もある。
「鮨」の由来:
中国では「魚の塩辛」という意味もあり、「鮓」と区別するために「鮨」を使うようになったとか。
「寿司・鮨・鮓」使い方の違いは
寿司:ちらし寿司、稲荷寿司、どんな「すし」にも使える
鮨:握り鮨、押し鮨、箱鮨などネタに魚を使ったもの
鮓:熟鮓、鮒鮓など
では、卵と玉子の違いとは?